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🔍 先に結論
- 私が長年使っている電卓はカシオのJF-120VG(12桁・卓上タイプ)です
- 気に入っている理由は3つ。文字が大きく見やすい、ボタンが押しやすい、グレーの色が落ち着いていてかっこいい
- 税計算・GT・メモリー(M+/M−)など、経理の実務で使う機能はひととおりそろっています
- いま通販で見かけるのは、型番の末尾に「-N」がついたJF-120VG-Nです

会計ソフトの時代でも、電卓は毎日さわる道具
仕訳は会計ソフト、集計はエクセル。経理の仕事はほとんどパソコンで回るようになりました。
それでも、私の机から電卓が消えたことはありません。むしろ、1日のうちで手に取る回数がいちばん多い道具かもしれません。
たとえば、こんな場面です。
- 協力会社さんから届いた請求書の明細を足して、合計が合っているか確かめる
- 現場から回ってきた領収書の束を、その場でざっと合計する
- 月末の支払一覧の合計を、もう一度たしかめる
- 電話で「この金額の税込はいくら?」と聞かれて、すぐ答える
どれも、パソコンを立ち上げてエクセルを開くほどではない計算です。手元の電卓でパッと済ませたい。だからこそ、電卓の使いやすさは、毎日の仕事の気分に直結します。

電卓選びでモヤモヤが続く3つの原因
「なんとなく使いにくい」と感じながら、同じ電卓を使い続けている方は多いと思います。私が思う原因は、次の3つです。

原因1:表示が小さくて、数字を読み間違える
経理の計算は、桁が大きくなりがちです。工事の請求書なら、百万円単位の金額もめずらしくありません。
表示が小さいと、「3」と「8」、「1」と「7」を見間違えやすくなります。桁の多い数字を書き写すときに、ひと桁飛ばしてしまうこともあります。計算は合っているのに、読み取りで間違える。これがいちばんくやしいミスです。
原因2:ボタンが小さい・固くて、打ち間違える
ボタンが小さいと、となりのキーを一緒に押してしまいます。固すぎるボタンは、押したつもりで入っていないことがあります。
打ち間違いに気づいて最初から打ち直す。この小さなやり直しが、1日に何回も起きます。1回は数秒でも、積み重なると疲れの元になります。
原因3:「たまたま手元にあった電卓」を使い続けている
前任の人が使っていたもの。何かのおまけでもらったもの。家にあった小さなもの。電卓は、自分で選ばずに使い始めることが多い道具です。
そして、壊れないかぎり買い替えるきっかけがありません。毎日いちばんさわる道具なのに、いちばん選ばれていない。モヤモヤの根っこは、ここにあると思っています。

私がカシオJF-120VGを使い続ける3つの理由
ここからは、私が長年このカシオの電卓を手放せない理由です。

理由1:文字が大きくて、パッと見て読める
いちばん気に入っているのは、表示の見やすさです。数字が大きく、くっきり表示されます。
書類を見ながら打って、ちらっと画面に目をやる。それだけで数字が頭に入ってきます。顔を近づけて読み直すことがありません。
表示は12桁です。千億の位まで表示できるので、工事の大きな金額を合計してもはみ出しません。「読み間違えない」は、そのまま「ミスしない」につながります。
理由2:ボタンが押しやすく、打ち間違いが少ない
2つ目はボタンの押しやすさです。ボタンに指がしっかり乗り、押した感触がはっきり返ってきます。
請求書の明細を続けて打つときも、リズムよく入力できます。
ボタンが押しやすいと、打ち直しが減って、目を書類に向けたまま計算を進めやすくなります。
建設業経理士1級の試験本番にも、この電卓を持っていきました。ふだんの仕事で手になじんだ電卓なので、本番でも操作に迷いませんでした。
理由3:グレーの落ち着いた色が、かっこいい
3つ目は見た目です。私の電卓はグレーで、落ち着いた雰囲気がとても気に入っています。
派手さはありません。でも、書類やパソコンが並ぶ事務の机にすっとなじみます。
見た目なんて、と思うかもしれません。ただ、毎日目に入る道具が好きな見た目だと、机に向かう気分が少し上がります。長く使い続けられた理由の1つは、きっとここです。

経理の実務で使う機能もそろっている
使い心地だけでなく、機能も経理の仕事に足りています。取扱説明書で確認できた主な機能をまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 桁数 | 12桁 |
| 税計算 | 税込・税抜をボタン1つで計算。税率は自分で設定でき、電源が切れても記憶される(電池交換のあとは税率の確認が必要) |
| GT(グランドトータル) | 「=」で出した答えを自動で累計できる |
| メモリー計算 | M+・M−・MR・MC |
| 端数処理 | 切り捨て・四捨五入・端数処理なしの3つから選べる(小数点以下の桁数も指定できる) |
| 打ち間違いの訂正 | 最後の1桁だけ消すキーがある |
| 電源 | 太陽電池+ボタン電池。操作しないと自動で電源が切れる |
| 大きさ・重さ | 約107×175.5×29.3mm/約165g |
経理の仕事で出番が多いのは、税計算と1桁消すキーでしょう。
税抜の金額を打って税込キーを押せば、税込の金額がすぐ出ます。最後の数字だけ打ち間違えたときは、1桁消すキーで直せます。最初から打ち直さずに済みます。
また、この電卓はグリーン購入法に適合し、エコマークの認定も受けています。(出典:グリーン購入ネットワーク「エコ商品ねっと」)会社の備品として買うときに、環境に配慮した商品を選びたい会社にも向いています。

今は、型番の末尾に「-N」がついたJF-120VG-Nという表記で売られています。2026年10月に調べたところ、取り扱いがあったのはYahoo!ショッピングでした。Amazonと楽天市場では見つかりませんでした。色や仕様は、購入前に販売ページで確かめてください。
正直に書く、気になるところ2つ
おすすめするからこそ、合わない人がいる点も書いておきます。
持ち歩くには、少し大きい
机に置いて使う大きさです。手のひらより一回り大きく、重さは約165gあります。現場に持っていく、カバンに入れて出かける、という使い方には向きません。持ち歩き用は、別に小さな電卓を用意するのがおすすめです。
買えるお店が限られる
先ほど書いたとおり、どこの通販サイトでも買えるわけではありません。型番名がよく似た別の機種も多いので、買うときは「JF-120VG」の文字を必ず確認してください。
新しい電卓を選ぶときに見る4つのポイント
JF-120VGに限らず、経理の仕事で使う電卓を選ぶなら、次の4つを見てください。私がJF-120VGを気に入っている理由とも重なります。
✅ 経理の電卓選びチェックリスト
- 表示が大きいか:書類から目を移したとき、ひと目で数字が読めるか
- ボタンが押しやすいか:指がしっかり乗る大きさで、押した感触がわかるか
- 12桁あるか:工事の大きな金額を合計しても、はみ出さないか
- 税計算・GT・メモリーがあるか:経理でよく使う機能がそろっているか
できれば、売り場で実際にさわってみるのがいちばんです。数字を10個ほど打ってみると、押しやすさの差はすぐにわかります。
今日からできることもあります。今の電卓で、届いた請求書を1枚だけ打ってみてください。読み間違えそうになったり、打ち直したりすることが何度もあるなら、買い替えを考えるサインかもしれません。
なお、資格試験で電卓を使う方は、使える電卓の条件を必ず受験案内で確認してください。条件は試験ごとに決められています。
まとめ:毎日さわる道具こそ、自分で選ぶ
電卓は、経理の机でいちばん地味な道具かもしれません。でも、1日に何十回も手に取ります。だからこそ、見やすさと押しやすさの小さな差が、1年、2年と積み重なって効いてきます。
私にとって、その答えがカシオのJF-120VGでした。文字が大きく見やすい。ボタンが押しやすい。グレーの見た目が落ち着いていて、かっこいい。長年使っても、まだ「これがいい」と思える1台です。
もし今、なんとなく使いにくい電卓を使っているなら。次に買う1台は、ぜひ自分で選んでみてください。毎日の仕事が、少しだけ気持ちよくなります。



