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🔍 先に結論
- M+・M-は精算表や財務諸表の複数金額を集計するときに電卓画面をリセットせず合算できる機能
- 実務電卓(カシオ・シャープ)はGT機能付きのものを選ぶと総合問題の見直しが速くなる
- 精算表の集計はメモリー機能を使うと二度計算せずに済み、計算ミスと時間ロスの両方を減らせる
- 操作は毎日5分の反復で体に染み込ませるのが一番の近道
📚 私が使っているテキスト
私が財務諸表の対策に使っているのがこのテキストです。出題パターンごとに解き方がまとまっていて、電卓の打ち方まで意識しながら演習できます。
🎥 動画講義でも学べます(簿記の教室メイプル)
わたしが独学で活用している「簿記の教室メイプル」の該当講義です。財務諸表 第11回 現金預金の総合問題で、電卓のメモリー機能を使う場面が実際に出てきます。この記事と合わせて視聴すると理解が深まります。

建設業経理士1級で電卓が合否を分ける理由
建設業経理士1級は、計算量が日商簿記より多いです。精算表・財務諸表・財務分析、どの問題も金額の集計が何度も出てきます。電卓の使い方1つで、解答時間が10分以上変わります。
私は経理歴7年ですが、恥ずかしながら試験対策を始めるまでM+とM-をほぼ使っていませんでした。日々の伝票入力ではソフトが計算してくれるので、電卓の集計機能を使う機会がなかったのです。過去問を初めて解いたとき、単純に「1つずつ足していく」やり方で30分以上かかり、愕然としました。
試験本番は時間との勝負です。電卓のメモリー機能を使いこなすだけで、計算時間を3割近く削れます。ここを軽視すると、知識があっても時間切れで得点を落とします。
経理の実務では、伝票を1件ずつ丁寧に処理すれば足ります。試験は違います。決められた120分の中で、精算表・財務諸表・財務分析という重い問題を3つ通す必要があります。同じ「電卓を使う」でも、実務と試験では求められるスピードがまったく違うと、過去問を解いて痛感しました。

カシオ・シャープ実務電卓の選び方
試験で使う電卓は、日商簿記でおなじみのカシオ「JS-20WK」やシャープ「EL-G37」のような実務電卓を選びましょう。関数電卓やプログラム機能付きの電卓は試験会場で使用が認められません。
選ぶときに見るべき3点
1つ目はキーの大きさです。精算表の演習は数字の打ち間違いが命取りになるので、指がしっかり乗るサイズを選びます。2つ目はGT(グランドトータル)機能の有無です。3つ目はメモリー残高が画面に表示されるかどうかです。「M」の表示があるかないかで、計算途中の確認のしやすさが変わります。
私が今使っているのはカシオのJS-20WKです。会社の経理業務でも同じ機種を使っているので、キー配置が体に染みついていて、試験本番でも操作に迷いません。もし今使っている電卓が家庭用の小さいものなら、試験対策を始めるタイミングで実務電卓に買い替えることをおすすめします。


M+(メモリープラス)・M-の基本操作
M+は「今の計算結果をメモリーに足す」キー、M-は「メモリーから引く」キーです。メモリーの中身は画面上の計算とは別に保存されるので、複数の金額を集計しながら別の計算もできます。
操作は単純です。1つ目の金額を計算したらM+を押します。次の金額を計算してまたM+を押します。最後にMR(メモリーリコール)を押すと、合計が表示されます。マイナスにしたい金額はM-を使います。メモリーをクリアするときはMCを押します。
最初は簡単な計算で練習する
いきなり過去問で試すと、頭が計算とキー操作の両方でいっぱいになります。まずは家の中で「100円+200円-50円」のような簡単な数字でM+・M-・MRの一連の流れを指に覚えさせましょう。私は最初の1週間、朝の経理業務の前に3分だけこの練習をしていました。
慣れないうちは、MRを押す前にメモリーの中身が分からなくなって不安になります。そういうときは一度MCでメモリーをクリアしてから、最初の金額だけをもう一度M+で入れ直せば大丈夫です。焦って計算をやり直すより、メモリーだけリセットする方が時間のロスは少なく済みます。

精算表での複数金額集計にM+をどう使うか
精算表の問題では、決算整理仕訳が複数の勘定科目にまたがって影響します。例えば工事未成勘定に3つの整理事項が絡む場合、それぞれの金額を計算しながらM+で足していけば、最後にMRを押すだけで合計残高が出ます。
私は最初、電卓の画面に出た数字を紙に書き写して、後で手で合計していました。この方法だと転記ミスが起きやすく、実際に本試験の演習で3回に1回は数字を書き間違えていました。M+を使うようになってからは、電卓の中で合計が完結するので転記ミスがほぼなくなりました。
工事未払金や未成工事支出金のように、複数の整理事項が同じ勘定科目に絡む論点は建設業経理士1級の精算表で頻出です。1つの勘定科目に3つも4つも金額が積み重なる問題では、M+を使わずに解くと必ずどこかで足し忘れが起きます。私は勘定科目ごとにメモリーを分けて使えないか調べましたが、電卓は1つのメモリーしか持てないため、1つの勘定科目の計算をMRで確定させてから、次の勘定科目に進むという順番を徹底しています。
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GT(グランドトータル)機能で総合問題を効率化
GT機能は、イコールキーを押すたびに答えを自動的に足し込んでいく機能です。M+と違い、意識してメモリーキーを押す必要がありません。財務諸表の総合問題で複数の勘定科目残高を一気に合計するときに便利です。
使い方は簡単です。GTキーをオンにした状態で、それぞれの金額計算のたびにイコールを押します。最後にGTキーを押すと、それまでの答えの合計が表示されます。私は現金預金の総合問題を解くとき、この機能で複数口座の残高を一気に合算しています。

私も最初は両方を同時に使おうとして、メモリーの中身がどちらの機能の値か分からなくなりました。今は精算表と仕訳問題ではM+、財務諸表の総合問題ではGTと、問題形式で使い分けています。
まとめ
電卓のM+・M-・GT機能は、覚えてしまえば一生使えるスキルです。精算表では複数の整理事項をM+で集計し、財務諸表の総合問題ではGTで一気に合算する。この使い分けだけで、計算時間はかなり短縮できます。
最初はキー操作がぎこちなくても、毎日少しずつ触っていれば必ず慣れます。私も1週間の反復練習で指が覚えました。試験本番で焦らないためにも、今のうちから電卓を武器にしていきましょう。



