2026年9月、建設業経理士1級に挑戦しました。

私も申込をしたときは、まさに同じ状態でした。
実は私、2026年の試験では申込締切日(6月11日)に滑り込みで受験申込を済ませました。受けたのは「財務諸表」と「財務分析」の2科目。その年の試験日は9月13日(日)で、残りはちょうど90日でした。
この記事では、申込を終えた私が立てた90日間の勉強スケジュールと得点戦略を、そのまま全部公開します。これから1級を受ける方が「同じ計画で走れる」ように具体的に書きました。
🔍 先に結論
- 勉強時間は90日×毎日2時間=180時間で2科目同時合格を狙う
- 両科目とも比重の大きい第5問(精算表・諸比率の算定)を得点源にする
- スケジュールはインプット6週→問題集3週→過去問3週→直前1週の4期に分ける
建設業経理士1級の試験概要|財務諸表・財務分析の2科目を受けました


まず試験の基本情報を整理します。建設業経理士1級は「財務諸表」「財務分析」「原価計算」の3科目すべてに合格して資格取得となる、科目合格制の試験です。
私は今回、内容のつながりが深い財務諸表と財務分析の2科目を受験し、原価計算は次回にまわす作戦にしました。
| 項目 | 内容(私が受験した2026年9月試験の例。最新は公式サイトで確認) |
|---|---|
| 試験日 | 2026年9月13日(日) |
| 時間割 | 財務諸表 9:30~11:00/財務分析 12:00~13:30(各90分) |
| 合格基準 | 科目ごとに判定。正答率70%を標準とする |
| 科目合格の有効期間 | 5年間 |
| 受験料 | 2科目同時 11,420円(ネット申込手数料込み) |
| 申込方法 | インターネット申込のみ(書面申込は廃止) |
ポイントは科目合格が5年間有効なこと。今回どちらかを落としても合格した科目は持ち越せるので、「全科目一発じゃないとダメ」というプレッシャーはありません。

得点戦略|両科目とも「第5問」が最大の得点源

スケジュールの前に、いちばん大事な話をします。建設業経理士1級は、過去問の出題パターンが驚くほど安定している試験です。
配点は、試験問題用紙の大問ごとに書かれています。建設業振興基金のサイトで公開されている第34回~第39回の試験問題で確かめると、どの回も次のとおりでした(今後変わる可能性もあるので、受ける回の問題用紙でも確認してください)。
| 科目 | 大問 | 内容(傾向) | 配点(第34~39回) |
|---|---|---|---|
| 財務諸表 | 第1問 | 論述2問 | 20点 |
| 第2~4問 | 空欄・正誤・計算 | 44点 | |
| 第5問 | 精算表(毎回ほぼ同型) | 36点 | |
| 財務分析 | 第1問 | 論述2問 | 20点 |
| 第2~4問 | 空欄・計算 | 50点 | |
| 第5問 | 諸比率の算定 | 30点 |
注目してほしいのは、両科目とも第5問だけで全体の3割以上を占めること。しかも財務諸表の第5問は毎回ほぼ同じ形式の精算表、財務分析の第5問は公式を覚えておけば点を積み上げやすい諸比率の算定が中心です。
だから私の戦略はシンプルです。「全範囲を均等に」ではなく「比重の大きいところから固める」。第5問を得点源にして、論述はキーワードを書いて部分点を拾いにいきます。

90日間の勉強スケジュール|4つの期間に分けました
試験までの90日を、4つの期間に分けました。合計の勉強時間は毎日2時間×90日=180時間の計画です。
| 期間 | 時期 | やること |
|---|---|---|
| 第1期:インプット期 | 勉強開始から1~6週目(6週間) | テキストを1周して全体像をつかむ |
| 第2期:演習期 | 7~9週目(3週間) | 問題集を2周(2周目は間違えた問題だけ) |
| 第3期:過去問期 | 10~12週目(3週間) | 過去問5回分×2科目を時間を計って解く |
| 第4期:直前期 | 試験前の1週間 | 論述キーワード・公式の最終確認 |
2科目の進め方は、曜日でローテーションします。
- 月・水・金:財務諸表
- 火・木・土:財務分析
- 日曜:その週の復習・遅れの取り戻し用の予備日
こうすると「今日はどっちをやろう」と迷う時間がゼロになります。迷いを消すことが、継続のいちばんのコツです。
各期間のポイントも書いておきます。
第1期〜第2期:インプットは「完璧を目指さない」
テキスト1周目は理解度6割でどんどん進めます。わからない論点で立ち止まるより、問題演習で身体に覚えさせるほうが結局早いからです。演習期には、財務諸表は精算表を週2問ペース、財務分析は公式の完全暗記を進めます。
第3期:過去問は必ず90分計って解く
過去問5回分は、本番と同じ90分を計測して解きます。午前に財務諸表・午後に財務分析と、本番と同じ順番で解くのもおすすめです。解きっぱなしにせず、間違えた問題を記録して弱点をつぶします。
教材は「パタ解き」2冊と過去問だけに絞ります

使った教材は、定番のネットスクール『建設業経理士1級 出題パターンと解き方(パタ解き)』の財務諸表・財務分析の2冊と、過去問5回分が中心です。
教材を増やさないのは、施工管理技士の勉強で学んだことです。あれもこれもと手を出すより、1冊を3周するほうが確実に力になります。
あとは暗記のスキマ時間対策として、財務分析の公式を暗記カードにして自作の学習アプリに入れ、昼休みや移動中にスマホで回しました。公式は50個近くあるので、机に向かう2時間とは別枠でコツコツ回しました。
なお、「独学だと論述の添削が受けられないのが不安」という方は、通信講座という選択肢もあります。建設業経理士向けの講座は別記事で比較しているので、参考にしてください。
\独学が不安な方は講座の比較から/
建設業経理士の通信講座3選を見る「事務には無理」と言われた施工管理技士のときと、同じやり方で挑みました

最後に、この計画の「根拠」の話をさせてください。
私は建設業の総務として経理を担当して7年目、積算も兼任して4年目になります。去年、「現場を知らない事務には無理」と言われながら1級建築施工管理技士の一次検定に、半年の独学で1発合格しました。
そのとき実際にやっていたことは、たった3つです。
- 毎日2時間と決めて、その時間だけは必ず机に向かう
- テキストで全体をつかんだら過去問中心に切り替え、出題パターンに身体を慣らす
- 比重の大きい分野から固めて、捨てる範囲は潔く捨てる
今回の90日計画は、この方法論を建設業経理士1級にそのまま当てはめたものです。資格勉強に必要なのは才能ではなく、計画と継続。これは施工管理技士の勉強で、事務職の私が身をもって感じたことです。
2026年9月13日の受験当日の様子と手応えは、受験レポートにまとめました(結果は11月13日発表)。これから受ける方の参考になればうれしいです。
まとめ|計画ができたら、あとは淡々と回すだけ
最後に、この記事のポイントをまとめます。
- 建設業経理士1級は科目合格制(5年有効)。財務諸表・財務分析の2科目同時挑戦がおすすめ
- 両科目とも第5問(精算表・諸比率の算定)が最大の得点源。ここから固める
- 90日をインプット6週→問題集3週→過去問3週→直前1週の4期に分ける
- 2科目は曜日ローテーションで「迷う時間」をなくす
- 教材はパタ解き2冊+過去問5回分に絞る
独学でいくか講座を使うか迷っている方は、まず比較記事からどうぞ。
\自分に合う勉強法を選ぼう/
建設業経理士の通信講座3選を見る
以上、建設業7年目のおけいでした!


