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こんにちは!建設業7年目、総務として経理と積算を兼任しているライターです。
弥生会計 Nextは、会計ソフトの定番「弥生」のクラウド版(旧:弥生会計 オンライン)。検討する会社が多い一方で、「建設業の経理で使えるのか」を正面から書いたレビューはほとんどありません。
そこでこの記事では、レビューサイトの評判・口コミの傾向と、建設業経理の実務目線を組み合わせて、良いところも悪いところも正直にまとめました。
🔍 先に結論
- 小〜中規模の建設会社(法人)の日常経理なら「あり」。直感的に使えて銀行連携が楽
- ただし工事別の原価管理機能はない。工事台帳はExcel併用が現実解
- 個人事業主(一人親方)は使えない(法人専用)
- 迷ったら最大2ヶ月の無料体験で自社の経理が回るか確かめるのが確実

弥生会計 Nextとは?基本情報まとめ
| サービス名 | 弥生会計 Next(旧:弥生会計 オンライン) |
| 運営会社 | 弥生株式会社 |
| 対象 | 法人専用(個人事業主は「やよいの青色申告 オンライン」等) |
| 形態 | クラウド型(インストール不要・Macも可) |
| 料金(税抜) | エントリー 年34,800円〜(3プラン) |
| 無料体験 | 最大2ヶ月(1事業者1回・自動課金なし) |
| 制度対応 | インボイス制度・電子帳簿保存法に対応 |
ポイントは2つ。まず「法人専用」であること。一人親方など個人事業主の方は対象外で、同じ弥生の「やよいの青色申告 オンライン」などが該当します。
もう1つは、昔ながらのインストール型「弥生会計(デスクトップ版)」とは別の製品だということ。Nextはブラウザで使うクラウド型なので、事務所のPCでも自宅でも同じデータを開けます。
弥生会計 Nextの良い評判・口コミ

ITreview(レビュー数128件超)などの大手レビューサイトを調査すると、良い評判はおおむね次の4つに集約されます。
- 簿記の知識が浅くても直感的に使える(画面がシンプルで迷いにくい)
- 銀行口座・クレジットカード連携で入力が自動化できる
- クラウドなのに動作が軽い(処理待ちが少ない)
- 複数人で同時にアクセスできる(社長と経理で同じ画面を見られる)
特に多いのが「経理の専任がいない会社でも回せるようになった」という趣旨の声。日々の記帳のハードルを下げることに関しては、評判どおりの実力と見ていいでしょう。
弥生会計 Nextの悪い評判・口コミ

一方で、ネガティブな声もはっきり存在します。隠さず挙げると、目立つのは次の4つです。
- 操作の入口がわかりにくい(旧・弥生会計 オンラインやデスクトップ版と画面構成が違い、最初は戸惑う)
- 仕訳データのインポート機能がない・仕訳帳や試算表のCSVエクスポートに制限がある
- 銀行連携の残高が合わないという報告がある(連携設定の見直しで解消することが多い)
- 個人事業主は使えない(法人専用)
とくに「他ソフトからの乗り換えで過去仕訳を取り込みたい」会社にとって、インポート機能の弱さは要注意ポイント。新規にクラウド会計を始める会社向き、乗り換え組はやや慎重に、というのが実態です。
建設業の経理目線で見たメリット・デメリット

ここからがこの記事の本題です。一般的なレビューには出てこない、建設業の経理として気になるポイントを整理します。
建設業でのメリット
- 顧問税理士が対応しやすい(弥生はシェアが大きく、税理士側の利用率が高い)
- インボイス・電子帳簿保存法対応で、一人親方への支払いが多い建設業の請求書管理が楽になる
- 完成工事高・未成工事支出金などの建設業科目は、科目追加・名称変更で対応できる
- ベーシックプラン以上なら部門管理を「工事別」の代わりに使うという工夫もできる
建設業でのデメリット(ここが一番大事)
はっきり言うと、弥生会計 Nextに「工事別原価管理」の専用機能はありません。部門管理で工事を分ける方法はありますが、年間の工事本数が多い会社では部門が増えすぎて破綻します。
私の結論はシンプルで、「会計はクラウドソフト、工事別の管理はExcel工事台帳」の二刀流が中小建設業の現実解です。工事台帳の作り方は別記事で詳しく解説しています。
▶ 関連記事:工事台帳の書き方と管理方法【建設業経理の基本】

料金プランと無料体験
| プラン | 年契約(税抜) | こんな会社向け |
|---|---|---|
| エントリー | 年34,800円 (月あたり2,900円) | まずは会計と請求書だけ効率化したい |
| ベーシック | 年50,400円 (月あたり4,200円) | 経費精算や部門管理も使いたい(工事を部門で分けるならココ) |
| ベーシックプラス | 年84,000円 (月あたり7,000円) | 電話サポート・仕訳相談まで欲しい(経理1人体制の会社に安心) |
※料金は2026年6月時点・公式サイト確認の税抜価格です。最新情報・キャンペーンは公式サイトでご確認ください。
無料体験は最大2ヶ月・自動課金なし。体験はベーシックプラス相当の機能(決算書出力を除く)が使えるので、「自社の取引で記帳が回るか」を本契約前に確かめられます。
会計ソフトは「機能表」より「自社の経理が回るか」で選ぶのが失敗しないコツです。
弥生会計 Nextがおすすめな会社・おすすめしない会社

| ✅ おすすめな会社 | ❌ おすすめしない会社 |
|---|---|
| 法人化している小〜中規模の建設会社 | 個人事業主・一人親方(法人専用のため) |
| 初めてクラウド会計を導入する会社 | 工事別の原価管理までソフト1本で完結させたい会社 |
| 銀行・カード連携で入力を減らしたい会社 | 過去の仕訳データを大量にインポートしたい会社 |
| 顧問税理士が弥生ユーザーの会社 | 建設業特化システムを既に使っている会社 |
「うちは工事管理までソフトでやりたい」「freeeやマネーフォワードとも迷っている」という方は、建設業向けの比較記事から選ぶのが近道です。
▶ 関連記事:【建設業経理】建設業向け会計ソフト比較|freee・マネーフォワード・弥生を徹底比較
弥生会計 Nextのよくある質問
Q1. 個人事業主・一人親方でも使えますか?
使えません(法人専用)。個人事業主の方は同じ弥生の「やよいの青色申告 オンライン」「やよいの白色申告 オンライン」が対象です。
Q2. デスクトップ版の弥生会計とは何が違いますか?
Nextはブラウザで使うクラウド型で、自動連携や複数人での同時利用が強み。デスクトップ版はPCにインストールする買い切り型で、操作画面も別物です。乗り換えの場合は操作の違いに慣れる期間を見込んでください。
Q3. 無料体験が終わったら自動で課金されますか?
されません。体験期間が終了しても自動的に請求は発生せず、作成したデータは有償契約後に引き継げます(公式サイト記載)。
Q4. 完成工事高や未成工事支出金などの建設業科目は使えますか?
初期設定には建設業専用科目はありませんが、勘定科目の追加・名称変更で対応できます。当ブログの仕訳記事と組み合わせて設定すれば、建設業の決算書にも対応可能です。
まとめ|「日常経理は弥生、工事管理はExcel」が現実解
- 弥生会計 Nextは直感操作と銀行連携が強みのクラウド会計(法人専用)
- 悪い評判は「操作の入口」「インポート制限」。新規導入の会社なら影響は小さい
- 工事別原価管理の機能はないので、工事台帳はExcel併用で
- 迷ったら最大2ヶ月の無料体験で「自社の経理が回るか」を確認
経理のソフト選びは、会社のお金の流れを毎日支える大事な決断です。無料体験で「合うか」を確かめてから決める——これが一番損をしない順番です。

▶ あわせて読みたい:【建設業向け】弥生会計で経理業務を効率化!選ばれ続ける理由と導入のメリット
以上、弥生会計 Nextの評判・口コミレビューでした!


