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こんにちは、建設業7年目・経理と積算を兼任しているおけいです。
内装業の原価管理ソフトを検索すると、出てくるのは「資料請求はこちら」「料金はお問い合わせください」ばかり。肝心の価格がどこにも書いていないんですよね。
私も自社のソフト選びで同じ壁にぶつかりました。資料請求した途端に営業電話がかかってくるのも正直しんどい…。
そこでこの記事では、内装業の原価管理・売上管理ソフトの価格相場を「3タイプ」に整理して、規模別にどれを選べばいいかを経理目線で本音で解説します。
🔍 先に結論
- 内装業の原価管理ソフトの価格は「0円(Excel)」「月3,000円前後(会計ソフト併用)」「月1〜5万円(専用システム)」の3タイプ
- 職人10人までの内装業なら「会計ソフト+Excel工事台帳」の二刀流が現実解
- 迷ったら弥生会計Nextの無料体験(最大2ヶ月)で「自社で回るか」を試してから決める
内装業の原価管理ソフト、価格は3タイプに分かれる

まず全体像です。内装業で使われている原価管理・売上管理の方法は、価格帯でざっくり3タイプに分かれます。
| タイプ | 初期費用 | 月額の目安 | 向いている会社 |
|---|---|---|---|
| ① Excel工事台帳 | 0円 | 0円 | 現場数が少ない・まず始めたい |
| ② 会計ソフト+Excel台帳 | 0円 | 約2,900円〜 | 職人〜10人の内装業(現実解) |
| ③ 建設業専用システム | 0〜50万円程度 | 1〜5万円程度 | 現場数が多い・元請け中心・事務専任あり |
専用システムの価格が「要問い合わせ」ばかりなのは、利用人数や使う機能によって金額が大きく変わるから。逆に言うと、見積もりを取る前に自社の規模でどのタイプが適正かを知っておかないと、オーバースペックな契約をしてしまいます。
高いソフトを入れれば儲かる会社になれる、わけではありません。大事なのは「現場ごとの儲けが毎月見える状態」を、いちばん安く・続けられる方法で作ることです。

【0円】Excel工事台帳から始める

お金をかけずに今日から始められるのが、Excelの工事台帳です。現場ごとに1枚のシートを作り、「請負金額−材料費−外注費−経費=粗利」を記録していくシンプルな方法です。
メリット
- 完全無料。すでに会社にあるExcelで始められる
- 自社の工事に合わせて項目を自由に変えられる
- 操作を覚える必要がない(使い慣れたExcel)
デメリット
- 入力を忘れると数字が合わなくなる(手動ゆえの宿命)
- 月次の集計・会計ソフトへの転記が手作業
- 作った人しか使えない「属人化」が起きやすい
現場数が月に数件なら、正直これで十分です。工事台帳の具体的な作り方・書き方は、こちらの記事で項目例つきで解説しています。
▶ 関連記事:工事台帳の書き方と管理方法【建設業経理の基本】
【月3,000円前後】会計ソフト+Excel台帳の「二刀流」が現実解

ここが本記事のいちばん大事なところです。
実は、一般的なクラウド会計ソフトに「工事別の原価管理」の専用機能はほぼありません。だからといって月数万円の専用システムに飛びつく必要はなくて、私がおすすめしているのは役割分担です。
- 会計(記帳・請求書・決算)→ クラウド会計ソフト
- 現場ごとの儲け管理 → Excel工事台帳
私自身、経理と積算を兼任しながらこの「二刀流」で月次の工事別粗利を出しています。月3,000円前後で「どの現場が儲かったか」が毎月見えるようになります。
会計ソフトの中で建設業の中小企業に定番なのが弥生会計Nextです。料金は次のとおり。
| プラン | 年契約(税抜) | こんな内装業向け |
|---|---|---|
| エントリー | 年34,800円(月あたり2,900円) | まず会計と請求書だけ効率化したい |
| ベーシック | 年50,400円(月あたり4,200円) | 部門管理を「現場別」に使いたいならココ |
| ベーシックプラス | 年84,000円(月あたり7,000円) | 電話サポートまで欲しい(経理1人体制) |
※料金は2026年6月時点・公式サイト確認の税抜価格です。最新情報は公式サイトでご確認ください。なお弥生会計Nextは法人専用です(一人親方の方は「やよいの青色申告 オンライン」が該当します)。
ベーシックプランの「部門管理」を現場別に使えば、ソフト内でもある程度の現場別管理ができます。ただし年間の現場数が多い内装業だと部門が増えすぎるので、台帳との二刀流のほうが長続きします。

▶ 実際の評判・悪い口コミも知りたい方はこちら:弥生会計Nextの評判・口コミ|建設業の経理で使える?
また、マネーフォワード クラウド会計も建設業でよく使われるクラウド会計ソフトです。銀行口座・クレジットカード連携の自動仕訳が強く、顧問税理士がマネーフォワード派の会社ならこちらを選ぶと連携がスムーズです。
【月1〜5万円】建設業専用の原価管理システムの価格とレビュー傾向

見積書の作成から実行予算・発注・原価集計・請求までワンストップで管理できるのが、建設業専用の原価管理システムです。内装業で名前が挙がるのは「アイピア」「どっと原価NEXT」「レッツ原価管理Go!」あたりですね。
価格は公表されていないものが多いですが、相場としては月額1〜5万円+初期費用0〜50万円程度。利用人数や機能の組み合わせで変わるため、正確な金額は見積もりが必要です。
レビューでよく見る「良い声」「悪い声」の傾向
各社のレビューサイトを調査すると、評価はだいたい次の傾向に集約されます。
| 良い評判の傾向 | 悪い評判の傾向 |
|---|---|
| 見積→発注→原価の転記作業が消えた | 月額・初期費用が高い |
| 現場ごとの粗利がリアルタイムで見える | 機能が多すぎて使いこなせない |
| 拾い漏れ・請求漏れが減った | 入力ルールが社内に定着しなかった |
注目してほしいのは悪い評判の中身です。ソフトそのものへの不満より、「高かったのに使いこなせなかった」という定着の失敗が目立ちます。
いちばん高いのはソフト代ではなく、毎日入力する人の時間です。導入するなら「誰が・いつ・何を入力するか」を先に決めてからにしましょう。
専用システムを検討していいのはこんな会社
- 進行中の現場が常時20件を超えている
- 事務・経理の専任スタッフがいる
- 元請け比率が高く、実行予算や下請けへの発注管理が複雑
この3つに当てはまらないうちは、タイプ②の二刀流で十分です。逆に3つとも当てはまるなら、Excelの限界が近いので資料請求して比較する価値があります。
【早見表】内装業の規模別・原価管理ソフトの選び方

| 会社の規模 | おすすめ | 月額の目安 |
|---|---|---|
| 一人親方 | Excel台帳+やよいの青色申告 オンライン | 0円〜約1,000円 |
| 職人2〜10人の法人 | 弥生会計Next+Excel工事台帳(二刀流) | 約2,900円〜 |
| 10人超・元請け中心・現場20件超 | 建設業専用システムを比較検討 | 1〜5万円程度 |
逆におすすめしないパターンもはっきり書いておきます。
- 現場数が月5件未満なのに専用システム → オーバースペック。台帳で十分
- 「入力する人」を決めずにソフトだけ導入 → 3ヶ月で誰も開かなくなります
- 無料体験を使わずにいきなり年間契約 → 必ず体験してから

よくある質問(FAQ)
Q1. 原価管理ソフトの価格が公式サイトに載っていないのはなぜ?
利用人数・機能・サポート内容で金額が変動する「見積もり型」の料金体系だからです。比較したい場合は2〜3社に同じ条件で見積もりを取るのがコツです。1社だけだと高いか安いか判断できません。
Q2. ずっと無料(Excelだけ)ではダメですか?
現場数が少ないうちは問題ありません。ただし請求書のインボイス対応や記帳の手間は年々重くなるので、「経理作業が月10時間を超えたら会計ソフトを足す」を目安にすると失敗しません。
Q3. 一人親方でも原価管理ソフトは必要?
専用システムは不要です。Excel台帳で現場ごとの粗利を記録しつつ、確定申告用に「やよいの青色申告 オンライン」などの個人事業主向けソフトを使うのが最小コストの組み合わせです。
Q4. 導入したのに社内に定着しなかったら?
よくある失敗です。防ぐ方法は2つ。①無料体験期間中に「実際の現場データ」で運用してみる、②入力担当者を先に決めて操作に慣れてもらう。この2つをやるだけで定着率は大きく変わります。
📌 あわせて読みたい
まとめ:内装業の原価管理は「規模に合った価格帯」で選ぶ
最後にもう一度、価格の3タイプをおさらいします。
- 0円:Excel工事台帳──現場数が少ないならこれで十分
- 月3,000円前後:会計ソフト+Excel台帳の二刀流──職人10人までの内装業の現実解
- 月1〜5万円:建設業専用システム──現場20件超・事務専任ありなら検討
原価管理の目的は、ソフトを入れることではなく「どの現場が儲かったのか」を毎月見えるようにすること。まずは今月の現場3件だけ、Excel台帳をつけてみてください。それが回らなくなったときが、ソフトにお金をかけるタイミングです。
会計側の効率化を先に済ませたい方は、無料体験から試すのがリスクゼロでおすすめです。
以上、建設業7年目のおけいでした!


