
建設会社の経理には、簿記の本にあまり出てこない科目が次々に出てきます。
未成工事支出金、工事未払金、完成工事高。入社したばかりの私には、意味の見当もつかない言葉ばかりでした。
そのとき欲しかった「最初の1冊」を、自分で書くことにしました。
🔍 先に結論
- 『建設業の経理 はじめの一冊』は、建設業の経理を実務の順番で学べる入門書
- 勘定科目・工事原価・毎月の仕事・決算準備・決算変更届までを1冊にまとめた
- 他業種から転職した人や、経理を兼任している事務員さん向け
- Kindle版980円。Kindle Unlimitedの会員は追加料金なしで読める

| タイトル | 建設業の経理 はじめの一冊 |
|---|---|
| サブタイトル | 未経験から工事原価・決算・決算変更届までわかる実務入門+AIで仕事を軽くする方法 |
| 著者 | おけい |
| 価格 | 980円 |
| 形式 | Kindle版(電子書籍) |
| 読み放題 | Kindle Unlimited対象 |
この本を書いた理由
私は最初から経理の人間ではありませんでした。
保育士として働き、地盤改良の会社で雑務をして、コンビニでアルバイトもしました。今の建設会社には、経理の経験がないまま入社しています。
最初の決算で、半日帳簿を追いかけた
入社して最初の決算で、未成工事支出金の残高が合いませんでした。
未成工事支出金は、工事が終わるまで、かかったお金をいったん置いておく科目です。どこでずれたのか分からず、半日かけて帳簿をさかのぼりました。
どんぶり勘定から、途中で気づける会社へ
当時の会社は、どんぶり勘定でした。工事が赤字だと分かるのは、いつも工事が終わってからです。
今は月次資料を作り、工事の途中で赤字に気づけるようになりました。月次の数字がすぐ出るようになり、社長へ報告しやすくなりました。
「明日から任された人」が読める本が少なかった
建設業の経理の本は、検定試験の対策か、ある程度分かっている人向けのものが目立ちます。
いきなり担当になった人が、最初に開ける本は多くありません。そこで、7年間で覚えたことを「仕事で出会う順番」に並べ直しました。
こんな人に読んでほしい
- 別の業界から建設会社に入り、経理を任された人
- 小さな専門工事会社で、事務と経理を掛け持ちしている人
- 簿記の基本は分かるけれど、建設業の科目や決算で手が止まる人
- 社長に「あの現場、もうかってる?」と聞かれてドキッとする人
- AIを使って、毎日の経理の作業を軽くしたい人
大きな会社のグループ決算や、税金の細かい判断までは書いていません。中小の建設会社で毎日の経理を回す人のための本です。
目次と各章で分かること
仕事で出会う順に章を並べました。
| 章 | この章で分かること |
|---|---|
| はじめに | 本を書いたきっかけと、著者の経歴 |
| 第1章 建設業の経理は何が違うのか | 受注してから完成まで長くかかる建設業ならではの事情と、科目名が一般の簿記と違う理由。「完成」と「未成」の見分け方も |
| 第2章 工事ごとにお金を分ける | 原価の4つの要素と工事番号のつけ方。会計ソフトと原価管理ソフトの分担 |
| 第3章 毎日・毎月の仕事 | 請求書の入力、支払い、入金の消し込み、月次資料づくりまでの1か月の流れ |
| 第4章 外注費と一人親方まわりの注意点 | 外注費と給与の見分け方、源泉徴収、インボイス制度の経過措置、社会保険の確認 |
| 第5章 売上はいつ計上するのか | 出来高請求と売上計上の違い。完成基準と進行基準の考え方と計算例 |
| 第6章 決算準備の進め方 | 棚卸や仕掛工事の確認を時系列で整理。決算後に見つかった漏れの失敗談も |
| 第7章 建設業の決算書と経審 | 建設業法の決算書、決算変更届、経営事項審査(経審)のしくみ |
| 第8章 非エンジニアがAIで経理ツールを作った話 | プログラミング未経験の私が、AIで社内のツールを作った手順と安全のルール |
| 付録・おわりに | すぐ使える表とチェックリスト(下の5つ) |
付録は5つ
- 一般の簿記と建設業の勘定科目の対応表
- 毎月のチェックリスト
- 決算準備チェックリスト
- 用語さくいん
- よく使う仕訳例
初めての人は第1章から、決算が近い人は第6章から読むのがおすすめです。分からない科目が出てきたら、付録1の対応表に戻れるようにしています。
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Amazonで本の中身を見るこの本の特長
1. 実際に経理を回している人の体験がベース
私は内装下地の専門工事会社で、総務として経理と積算を兼任しています。仕訳は自分で入力し、決算変更届の作成と申請も担当しています。
本に書いた体験は、本当にあったことだけです。うまくいった話だけでなく、決算のあとで見つかった漏れとその防ぎ方も入れました。
2. 制度の説明は一次資料で確認
法律や制度の説明は、国土交通省や国税庁などの資料で確かめてから書きました。勘定科目も、完成工事高や工事未払金など建設業の正式な名前でそろえています。
ただし、税務や会計の個別の判断は、顧問税理士に確認してください。
3. チェックリストと仕訳例つき
毎月の作業と決算準備は、チェックリストにまとめました。月末や決算前に、上から順に確かめるだけで使えます。
よく使う仕訳は、材料の購入から工事の完成までの流れで並べています。例の金額は、すべて架空の数字です。
4. 非エンジニアがAIでツールを作った実例
私はプログラミングの経験がありません。それでも2026年6月ごろから、AIで作ったツールで請求と入金を管理しています。
入出金の管理にかかる時間は、半分以下になりました。第8章では、作り方の手順に加えて、会社のお金と情報を守る安全のルールも書いています。

Kindle Unlimitedなら追加料金なしで読める
この本はKindle Unlimited(キンドル・アンリミテッド)の対象です。Kindle Unlimitedは、Amazonの電子書籍の読み放題サービスです。
会員の人は、追加料金なしでこの本を読めます。会員でない人は、Kindle版を購入して読めます。
Kindle端末がなくても大丈夫です。スマホやパソコンに無料のKindleアプリを入れれば読めます。昼休みにスマホで1章ずつ読む使い方もできます。
料金や無料体験などの条件は変わることがあります。最新の内容はAmazonのページで確認してください。
📌 あわせて読みたい
▶ 【建設業】未成工事支出金とは?仕訳例と完成時・決算時の振替をゼロから解説
工事中は積んで、完成したら完成工事原価へ振り替える流れを仕訳で追えます。残高が合わないときの3つの原因も確認できます。
▶ 工事原価の勘定科目一覧!材料費・労務費・外注費・経費の使い分け
工事原価の4区分と、工事原価か販管費かで迷ったときの判断基準を一覧表で整理しています。
▶ 【経験ゼロ】AIで経理ツールを自作する5ステップ
自動化する作業を1つ選ぶところから、検算やバックアップまでの手順を体験談でまとめています。
まとめ
『建設業の経理 はじめの一冊』は、経理未経験で建設会社に入った私が、7年間でつまずいた場所を順番に並べた本です。
- 勘定科目から決算変更届まで、仕事で出会う順番で読める
- 毎月と決算前に使えるチェックリストつき
- AIで経理の作業を軽くした非エンジニアの実例も収録
- Kindle版980円、Kindle Unlimited会員は追加料金なし
まずはAmazonのページで、内容紹介と目次をのぞいてみてください。今いちばん困っている章から読んでも大丈夫です。
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以上、建設業7年目のおけいでした!


