【建設業経理】請求書の正しい書き方|インボイス対応6つの必須記載事項

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「建設業の請求書、インボイス制度に対応した書き方がわからない。必要な記載事項を漏れなく書けているか不安…」

おけい
おけい
インボイス番号を書くようになったんだけど、建設業の請求書って他にも特別な記載が必要なの?書き方のルールをちゃんと把握したい!
じむねこ
じむねこ
建設業の請求書はインボイス対応+建設業独自の項目もあるよ!必要な記載事項を一覧でまとめるね^^

今回の記事でわかること

  • インボイス制度対応の請求書に必要な9つの記載事項
  • 建設業特有の請求書の書き方(工事番号・工期・内訳明細)
  • 消費税の内訳表示の正しい方法(8%・10%の混在対応)
  • 出来高請求・中間請求の請求書の書き方
  • 請求書の保管期間と電子帳簿保存法への対応
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🔍 先に結論

  • 適格請求書(インボイス)の9つの必須記載事項を一覧で整理
  • 8%と10%が混在する場合の消費税の表示方法も解説
  • 出来高請求・中間請求など建設業特有の書き方に対応
  • 請求書の保管は電子帳簿保存法への対応が必要
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インボイス制度で変わった請求書の記載事項

2023年10月からインボイス制度(適格請求書等保存方式)が始まり、建設業の請求書にも大きな変化がありました。これ以前は、税抜金額と消費税額を記載した「区分記載請求書」で十分でしたが、インボイス制度開始後は、「適格請求書(インボイス)」の要件を満たさなければ、受け取った側が仕入税額控除を受けられなくなります。

発注者側(元請け会社)にとって仕入税額控除ができないということは、消費税の負担が増えることを意味します。そのため、インボイス未対応の請求書を送り続けると、取引継続を断られたり、値下げ交渉を求められるリスクがあります。建設業者として発行する請求書は、必ずインボイスの要件を満たした形式にしておくことが重要です。

適格請求書(インボイス)の9つの必須記載事項

インボイスとして認められるためには、以下の9つの項目を漏れなく記載する必要があります。1つでも欠けると適格請求書として認められません。

番号記載事項記載例
発行者の氏名または名称株式会社〇〇建設
登録番号(インボイス番号)T1234567890123
取引年月日2026年6月30日
取引内容(軽減税率の場合はその旨)〇〇ビル新築工事 一式
税率ごとに区分した合計額(税抜または税込)10%対象:5,000,000円
税率ごとに区分した消費税額消費税(10%):500,000円
受取人の氏名または名称△△建設株式会社 御中

建設業特有の請求書の書き方

① 工事番号・工事名を必ず記載する

建設業の請求書では、どの工事に関する請求かを明確にするため、工事番号・工事名・現場所在地を必ず記載します。元請け会社は複数の工事を同時に管理しているため、工事の特定ができないと処理が遅れたり、支払いトラブルに発展することがあります。

② 工期と出来高の記載

請負金額の全額を一度に請求せず、工事の進捗(出来高)に応じて分割請求することが多いです。この場合、請求書には「工事期間(〇年〇月〇日〜〇年〇月〇日)」「今回請求の出来高割合(40%分)」「累計請求額」などを明記します。出来高割合の根拠となる出来高報告書を添付すると、発注者の確認がスムーズになります。

③ 内訳明細の記載

大型工事では「材料費〇〇円・労務費〇〇円・外注費〇〇円・経費〇〇円」という形で費目別の内訳を記載した請求書を求められることがあります。内訳明細書を別添で作成し、請求書本体と一緒に提出するのが一般的です。

じむねこ
じむねこ
工事番号と工事名が記載されていないと、元請けさんが処理に困るよ!必ず書くようにしてね^^
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消費税の表示方法:8%と10%が混在する場合

建設業の請求書では、基本的に工事代金は標準税率10%で処理しますが、一部の取引(食品関連の購入代金の立替等)では軽減税率8%が適用される場合があります。インボイスでは税率ごとに金額と消費税額を分けて記載しなければなりません。同じ請求書の中に8%と10%の取引が混在する場合は、それぞれ区分して合計を表示します。

出来高請求と中間請求の書き方

長期工事では出来高に応じた中間請求を行います。請求書には「請負総額」「前回までの請求累計額」「今回請求額(今回の出来高分)」「残額」を明示することで、発注者が進捗を把握しやすくなります。保証金・保留金がある場合はその控除額も記載します。

請求書の保管:電子帳簿保存法対応

発行した請求書の控えは7年間の保管義務があります(青色申告の場合)。電子帳簿保存法により、メールで送付した請求書データはPDFのまま電子保存が必要です。紙で印刷して保管する方法は認められなくなっています。クラウド会計ソフトを使えば、発行した請求書データが自動で保存・管理されます。

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まとめ

建設業の請求書 記載ポイント まとめ

  • インボイス登録番号(T+13桁の番号)の記載が必須
  • 工事番号・工事名・現場所在地を必ず記載する
  • 税率ごと(10%・8%)に金額と消費税額を区分表示
  • 出来高請求の場合は累計額・今回請求額・残額を明示
  • 電子で発行した請求書はPDFのまま電子保存(印刷保存は不可)
  • 保管期間は7年間(法人の場合)

建設業のインボイス対応では、一人親方への支払い処理も重要なポイントです。→ 【建設業経理】インボイスと一人親方|支払い処理の完全手順

出来高請求・着手金の仕訳処理については以下の記事もご参考ください。→ 建設業の着手金仕訳を解説!未成工事受入金の正しい処理方法

以上、建設業の請求書の正しい書き方ガイドでした!