
直前期にやることは、増やすことではなく削ることです。
私も9月13日の建設業経理士1級(財務諸表・財務分析)を受ける当事者です。この記事は、自分のために作った直前1週間のチェックリストと当日の段取りを、そのまま公開するものです。同じ日に試験を受けるあなたの最終確認に使ってください。
直前期になると、不安から「あれもこれも」と手を広げたくなります。でも本当に必要なのは、今までやってきたことの精度を上げることだけです。この記事をそのままチェックリストとして使ってもらえるように、実務的な内容に絞ってまとめました。
建設業経理士1級は財務諸表・財務分析・原価計算の3科目を科目別に受験でき、1科目90分・正答率70%(難易度により補正)が合格の目安です。配点や採点基準、模範解答は公表されていません。1週間前だからこそ、新しい知識を追加するよりも「これまで解けていたはずの問題」を確実に得点に変える準備が効果を発揮します。
🔍 先に結論
- 直前1週間は初見の問題に手を出さない。解いた過去問と暗記カードの総復習だけ
- 持ち物の核は受験票・電卓・時計。前日の夜に玄関へ
- 電卓は四則演算のみ可・関数電卓NG(印刷・メロディー・辞書・プログラム機能は禁止)
- 当日は入室時刻を受験票で確認。科目間の過ごし方まで決めておく
試験1週間前|やること・やらないこと

直前の1週間で点数を伸ばすのは「新しい知識」ではなく「取りこぼしの回収」です。
| やること | やらないこと |
|---|---|
| 解いた過去問の間違い(🟥知識不足)の消し込み | 初見の過去問を新しく解く |
| 暗記カード・公式カードの全周 | 新しい論点の深掘り |
| 起床時間を試験当日に合わせる | 夜更かしの詰め込み |
とくに生活リズムは見落としがちです。1科目目の開始時刻は受験票で確認できます。その時間に頭が全開になるよう、1週間前から朝型に寄せておきましょう。朝勉強の習慣がある方はそのままで大丈夫です。
間違いの消し込みは、単に「もう一度解く」のではなく、「なぜ間違えたか」を一言でメモする作業とセットにするのが効果的です。「公式を覚え間違えた」「時間切れだった」「単純な計算ミス」など、原因ごとに分類しておくと、当日似た問題に出会ったときに何に気をつければいいかがすぐに思い出せます。

持ち物チェックリスト【前日の夜にそろえる】

| 区分 | 持ち物 | メモ |
|---|---|---|
| 必須 | 受験票 | 忘れたときの扱いは受験案内(受験票)で確認を。真っ先にカバンへ |
| 必須 | 筆記用具 | 鉛筆・シャープペンシル・消しゴム。予備も |
| 必須 | 電卓(またはそろばん) | ルールは次の見出しで確認。貸出があるとは限らないので必ず持参を |
| 必須 | 時計 | アラームは厳禁。通信機能付き(スマートウォッチ)の可否は受験案内で確認を |
| あると安心 | 羽織るもの | 会場の空調は選べません |
| あると安心 | 軽食・チョコ | 科目間の休憩用。食べすぎ注意 |
スマホは電源を切ってカバンの中が原則です。時計代わりにも電卓代わりにも使えません。腕時計を忘れがちな方は要注意です。
受験票は前日のうちに、会場・集合時刻・受験番号といった記載内容まで確認しておきましょう。会場までの経路・最寄り駅からの所要時間もあわせて確認しておくと、当日の朝に慌てずに済みます。
電卓ルールの最終確認|関数電卓はNG

公式の受験案内で、使える電卓は「計算機能(四則演算)のみのもの」と定められています。
- 禁止される機能:印刷(出力)機能/メロディー(音の出る)機能/辞書機能(文字入力を含む)/プログラム機能(関数電卓・公式記憶機能のある電卓)
- 付いていても大丈夫な機能:日数計算・時間計算・換算・税計算・検算(音が出ないもの)
そして道具の鉄則をひとつ。新しい電卓を当日におろさない。キーの配置や押し心地が変わるだけでスピードは落ちがちです。過去問を一緒に戦ってきた「いつもの相棒」を連れて行きましょう。
電池切れも意外な落とし穴です。ソーラー式でも長期間暗い場所に置いていると反応が鈍くなることがあるので、前日に必ず動作確認をしておきましょう。メモリー機能やGT機能は機種によって操作や仕様が違うので、本番用の電卓で使い方を確かめておくと安心です。予備の電卓を持参できるなら、それに越したことはありません。

当日のタイムテーブルと科目間の過ごし方

1級は科目別受験で、1科目90分です。財務諸表・財務分析の2科目を受ける場合は、同じ日の別々の時間帯にそれぞれ90分の試験を受けます。開始時刻・集合時刻・科目の順番・休憩の長さは受験地や科目の組み合わせで変わるので、正式な時刻は必ず自分の受験票で確認してください。
| タイミング | 予定 |
|---|---|
| 受験票で確認 | 1科目目の入室(指定時刻は受験票に記載) |
| 90分 | 1科目目の試験 |
| 科目の間 | 休憩。軽めの昼食はここで |
| 受験票で確認 | 2科目目の入室 |
| 90分 | 2科目目の試験 |
ポイントは科目間の休憩です。私はこう過ごすと決めています。
休憩は短いようで、使い方を決めていないとあっという間に過ぎてしまいます。トイレは混雑するので、早めに済ませるのがおすすめです。
- 終わった科目の出来を振り返らない:答え合わせ談義にも近づかない。終わった科目は消せません
- 軽く食べて、次の科目の暗記カードを5分だけ:満腹は集中の敵です
なお、途中退室できる時間帯は受験案内(受験票)で確認してください。途中退室しても再入室はできません。見直しの時間は最後まで使い切るつもりでいましょう。
途中退室者が出ると、教室内がざわつくことがあります。それに気を取られて自分のペースを乱さないよう、あらかじめ「周りの動きは気にしない」と決めておくのも一つの対策です。
前日と当日朝のルール

- 前日:荷物を玄関にまとめる/新しい問題はやらない/いつもより30分早く布団へ
- 当日朝:いつもの朝ルーティンを軽めに(暗記カードを1周する程度)/会場へは公共交通機関で。駐車場が使えるかは会場によって違うので受験案内で確認を
- 会場到着後:トイレの場所を確認→席で暗記カードを眺めながら開始を待つ
会場には余裕をもって、開始30分前を目安に到着しておくと安心です。道に迷ったり、電車が遅延したりするアクシデントがあっても、心の余裕を保てます。
まとめ|あとはコンディションだけ
- 直前1週間は総復習に絞る。初見の問題はやらない
- 受験票・電卓・時計を前日の夜に玄関へ
- 電卓は四則演算のみ可。関数電卓・音の出るものはNG
- 科目間の休憩の過ごし方まで決めておく
ここまで来たら、実力が大きく変わることはそうありません。変えられるのは当日の自分のコンディションと段取りだけ。それを整えるのがこの1週間です。
私も同じ日、同じ試験のどこかの会場にいます。お互い、積み上げてきたものをそのまま出し切りましょう。
ここまで積み上げてきた過去問演習や暗記の量は、試験当日までの自分にしか分かりません。不安になったら、これまでの学習記録やノートを見返してみてください。「ここまでやってきたんだ」という事実が、当日一番の支えになります。

以上、建設業7年目のおけいでした!


