【建設業経理】工事別原価管理表の作り方|Excelで予算vs実績を見える化する方法

原価管理・積算
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「工事ごとの原価を管理したいけど、どんな表を作ればいいのかわからない…」

おけい
おけい
工事別の原価管理表、どんな項目を入れればいいの?Excelで作ろうとしてみたけど、どこから手をつければいいのか…
けいりん
けいりん
工事別原価管理表の基本項目と運用ポイントを一緒に確認しよう!シンプルに始めるのがコツだよ^^

今回の記事でわかること

  • 工事別原価管理表に必要な基本項目
  • 費目別(材料費・労務費・外注費・経費)の記録方法
  • Excelで作るシンプルな管理表の構成
  • 原価管理表を使った利益分析のポイント
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🔍 先に結論

  • 工事別原価管理表で予算vs実績を見える化する
  • 費目は材料費・労務費・外注費・経費の4つで記録
  • Excelで作るシンプルな管理表から始めるのがコツ
  • 管理表を使った利益分析の方法も解説

工事別原価管理表が必要な理由

建設業では、複数の工事を同時並行で進めることが多く、会社全体の損益だけを見ていると「どの工事で儲かっているか、どの工事で赤字になっているか」が見えません。工事別原価管理表を作ることで、工事単位での採算を正確に把握できるようになります。

私が経理を担当していた頃、ある工事で最終的に大幅な赤字が判明して現場が大混乱になったことがありました。原因は、途中段階で原価を把握していなかったことです。工事が完成してから「実は赤字だった」と気づいても、手を打つことはできません。工事進行中にリアルタイムで原価を把握する仕組みが必要です。原価管理表はその土台となるツールです。

けいりん
けいりん
完成後に赤字が判明しても手遅れ!工事中にこまめに記録していくのが大事だよ!

工事別原価管理表の基本構成

ヘッダー情報(工事の基本情報)

まず工事の基本情報を管理表の上部に記載します。必要な項目は以下の通りです。

工事番号(例:2024-001)、工事名称(例:○○ビル新築工事)、発注者名、工事場所、工事期間(着工〜完成予定)、請負金額(税抜き)。これらを一目でわかるように管理表の冒頭に配置します。工事番号は社内で統一ルールを決めることで、複数の管理表をまたいで検索・集計しやすくなります。

費目別原価の記録欄

原価は費目別に分けて記録します。建設業の原価は大きく4つに分類されます。

① 材料費:コンクリート、鉄筋、木材など工事に直接使用する材料の費用です。発注時に「予算」として計画値を入れ、実際の購入・使用のたびに「実績」を記入します。

② 労務費:現場作業員への賃金です。自社社員の場合は日報をもとに時間・金額を記録します。日雇いや常用契約の場合は契約書・領収書をもとに計上します。

③ 外注費:下請け業者への支払いです。工種ごとに下請け業者名・契約金額・出来高を記録します。変更契約が発生した場合はその都度更新します。

④ 経費:現場の水道光熱費、機械レンタル費、仮設費用、交通費などです。直接工事に関連する経費を計上します。

予算・実績・差異の3列構成

各費目の記録には「予算」「実績」「差異(予算−実績)」の3列を設けます。差異がプラスなら予算内、マイナスなら予算超過です。この3列構成にすることで、どの費目でコストオーバーが起きているかを一目で把握できます。

私の会社では最初、実績だけを記録していました。しかし予算との比較がないと「高いのか安いのか」がわからず、原価管理の意味が薄れます。予算欄を追加してから、現場監督も原価意識を持って行動するようになりました。

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Excelで作る工事別原価管理表の手順

シート構成の例

Excelで管理表を作る場合、1工事につき1シートを作成する方法が管理しやすいです。シートのタブに工事番号を記載して、工事ファイルの中にまとめて保存します。

シートの構成例は次の通りです。1行目〜5行目:工事基本情報(ヘッダー)。7行目:列見出し(費目・内訳・予算・実績・差異・備考)。8行目以降:費目ごとの詳細データ。最下部:合計行(SUM関数で自動集計)。請負金額との差で粗利益・粗利率を自動計算する数式も入れておくと便利です。

入力タイミングのルールを決める

管理表は作るだけでなく、継続的に更新することが重要です。更新のタイミングを決めておかないと、気づいたときには情報が古くなっています。おすすめは「発注・納品・支払いの都度、その日のうちに入力する」ルールです。後でまとめて入力しようとすると、どうしても漏れや誤りが出ます。

私の会社では、現場担当者にスマホで日報アプリに入力してもらい、それを経理担当者がExcelに転記する仕組みにしていました。二重入力になりますが、現場と経理のダブルチェックができるため、入力ミスが大幅に減りました。

原価管理表を使った利益分析

工事が完成したら、原価管理表を使って工事全体の採算を分析しましょう。チェックすべきポイントは次の3点です。

粗利率:(請負金額−完成工事原価)÷ 請負金額。会社の目標粗利率と比較して、採算がとれているかを確認します。

費目別の予算超過率:どの費目で最も予算超過が大きかったかを分析します。次の工事の見積もりに反映させることで、見積精度が上がります。

下請け費用の割合:外注費が請負金額に対して何%かを確認します。外注比率が高すぎると、自社の粗利率が下がります。外注比率の管理は建設業の経営において非常に重要な指標です。

けいりん
けいりん
工事が終わったら必ず振り返り分析しよう!次の見積もりの精度がグッと上がるよ^^
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まとめ:シンプルな管理表から始めよう

工事別原価管理表 ポイントまとめ

  • 費目は材料費・労務費・外注費・経費の4分類で整理
  • 予算・実績・差異の3列構成で超過を一目でわかるようにする
  • 1工事1シートで管理し、工事番号でファイルを統一
  • 入力タイミングは「その日のうちに」がルール
  • 完成後は粗利率・費目別超過率・外注比率の3点を必ず分析
  • シンプルでも継続できる管理表が最強

工事別原価管理表は、シンプルなExcel表から始めれば十分です。大切なのは作ることより、毎日更新する仕組みを作ることです。会計ソフトと連携させれば、原価データの自動取り込みも可能になります。

以上、工事別原価管理表の作り方完全ガイドでした!