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財務分析の勉強を始めて最初につまずいたのが、この「収益性分析」でした。公式が似ていて、どれがどれだか分からなくなるんですよね…。
今回は第5問「諸比率の算定」(30点)の得点源になる収益性指標を、私が実際に整理したノートベースでまとめました。公式の丸暗記ではなく「なぜその式になるのか」まで一緒に見ていきましょう。
🔍 先に結論
- 収益性指標は資本利益率と売上高利益率の2系統で覚える
- 財務分析の利益は事業利益(経常利益+支払利息)が最重要
- 資本利益率=売上高利益率 × 資本回転率(マージン×回転に分解)
📚 私が使っているテキスト
この記事は、ネットスクール『建設業経理士1級 財務分析 出題パターンと解き方(パタ解き)』の内容をベースに整理しています。私自身も独学でこの1冊を回しながら、2026年9月13日の試験に向けて準備中です。
収益性分析とは?「どれだけ効率よく利益を出したか」を見る
収益性分析は、ひとことで言うと「投じた資本や上げた売上に対して、どれだけ利益を稼げたか」を測る分析です。
たとえば同じ「利益1,000万円」でも、資本1億円で稼いだのか、資本10億円で稼いだのかでは意味が全然違いますよね。前者は10%、後者は1%の収益率。この「率」で企業の稼ぐ力を見るのが収益性分析です。
建設業経理士1級の財務分析では、この収益性指標がとにかくよく出ます。第5問「諸比率の算定」で30点分あるので、ここを取り切れるかどうかで合否が変わると言ってもいいくらい。

【最重要】収益性指標6つの公式一覧
まずはこの表を丸ごと覚えてください。私はこれをA4に印刷してトイレに貼りました(笑)。
| 指標名 | 公式 | 意味 |
|---|---|---|
| 総資本事業利益率(ROA的) | 事業利益 ÷ 総資本(期中平均)× 100 | 企業全体の総合的な収益力 |
| 経営資本営業利益率 | 営業利益 ÷ 経営資本(期中平均)× 100 | 営業活動の効率 |
| 自己資本当期純利益率(ROE) | 当期純利益 ÷ 自己資本(期中平均)× 100 | 株主資本の収益力 |
| 完成工事高総利益率(粗利益率) | 完成工事総利益 ÷ 完成工事高 × 100 | 工事の採算性 |
| 完成工事高営業利益率 | 営業利益 ÷ 完成工事高 × 100 | 本業の収益力 |
| 完成工事高経常利益率 | 経常利益 ÷ 完成工事高 × 100 | 金利負担まで含めた収益力 |
この6つ、じつは「分母が資本か、完成工事高か」で2グループに分けられます。上の3つが「資本利益率」、下の3つが「売上高利益率(=完成工事高利益率)」です。
事業利益と経営資本|建設業特有の考え方
事業利益=経常利益+支払利息
事業利益 = 経常利益 + 支払利息
なぜ支払利息を足し戻すのか? 答えは「借入金の利息を払う前の、企業が事業そのもので稼いだ利益」を測りたいから。経常利益は支払利息を引いた後の数字なので、そのままだと「借金が多い会社ほど収益力が低く見える」んです。
経営資本=総資本-(建設仮勘定+投資資産+繰延資産等)
ざっくり言うと「営業活動に本当に投下している資本だけ」を取り出した金額です。建設仮勘定(まだ稼働してない資産)や投資有価証券みたいな営業外の資産は差し引きます。

【頻出】資本利益率の分解式|マージン×回転
ここが第5問で本当によく出るポイントです。資本利益率は、売上高利益率と資本回転率のかけ算に分解できるという話です。
資本利益率 = 売上高利益率 × 資本回転率
「収益性=マージン×回転」に分けられる、というのがミソです。
【前提】完成工事高 10億円、事業利益 5,000万円、総資本(期中平均)5億円
- 完成工事高事業利益率= 5,000万 ÷ 10億 × 100 = 5%
- 総資本回転率= 10億 ÷ 5億 = 2.0回
- 総資本事業利益率= 5% × 2.0 = 10%
建設業ならではの注意点|科目名の置き換え
| 一般企業 | 建設業 |
|---|---|
| 売上高 | 完成工事高 |
| 売上総利益 | 完成工事総利益 |
| 売上原価 | 完成工事原価 |

まとめ|試験対策のポイント3つ
- 指標は「資本利益率」と「売上高利益率」の2系統で覚える。分母が資本か完成工事高かで整理する
- 事業利益=経常利益+支払利息を必ず暗記する。財務分析ではこの利益が主役
- 資本利益率=売上高利益率×資本回転率の分解式を使えるようにする。過去問で頻出
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以上、建設業7年目のおけいでした!


